仮想通貨マイニングの利回りを大公開!FPが実際に検証した結果

利回り

結局、仮想通貨のマイニングはいくら稼げるのか?
ここではファイナンシャルプランナーの私が自分でマイニングを行ってみた結果を「利回り」、つまり投資した金額に対する回収という観点で公開したいと思います。 他の投資方法とも比較していくので、マイニングを資産運用として検討されている方は是非参考にしてみてください。

「利回り」とは?

そもそも「利回り」の定義があいまいな方のために説明しておくと、利回りは株式投資などをはじめ資産運用のパフォーマンスを評価する基本的な考え方で、

利益(増えたお金)÷元本(投資金額)

で表されます。

例えば100万円の株を買って配当が年間で3万円という場合は
3万円÷100万円=3% となり、年間で3%お金が増えたことになります。
この利回りが高ければ高いほど投資した資産が効率的にお金を増やしていることになるのです。

資産運用

一般的な資産運用方法における利回り

株式投資や不動産投資など、一般的な資産運用方法においての利回りはおおむね次の通りです。

株式投資:年間利回り2-10%程度
不動産投資:年間利回り0-15%程度

株式投資は投資する銘柄やその年の市場によって変わりますが、過去数十年の長期的な平均で見るとおおむね5%前後の利回りとなっています。
また、不動産投資は物件によってかなり利回りに差があるので、物件選定やいかに安く仕入れるかという技術で差が付きやすい分野といえます。

マイニングにおける「利回り」

マイニングにおける利益はもちろん「報酬」となり、投資金額は「マイニングマシンの製作費」です。

1年間で稼いだ報酬÷マイニングマシンを作るために使った金額(+電気代) これがマイニングにおける利回りです。
注意点としては株式や不動産などの他の投資は元本、つまり株価や不動産価格が大きく上昇する可能性があるため、そこでも利益が発生する可能性がありますがマイニングの場合はマイニング用のPCが作った時よりも高く売れることはほとんどありません。
※一方で株や不動産の場合は元本が逆に値下がりするリスクもあります。

実際にマイニング運用した利回り

ではいよいよ、私が実際にマイニングを行った利回りを出していきます。
なお、私のマイニングマシンの費用は別の記事で詳しく内訳を紹介していますが

¥481,719 です。

これを投資元本として計算していくことになるのですが、マイニングは仮想通貨の価格変動によって報酬を換金したときの金額が変わるので月によって報酬額にかなり幅があります。
月によってどのくらい違うのかもお伝えするためにここでは月ごとの報酬を年間利回りに換算して公開したいと思います。
それが次の表です。

マイニング期間換金BTC価格報酬額年間利回り実質年間利回り
2021年4月¥6,326,881¥25,159 62.7%27.8%
2021年5月¥3,918,733¥39,895 99.4%64.5%
2021年6月¥3,897,354¥17,864 44.5%9.6%
2021年7月¥4,573,557¥28,06469.9%35.0%
2021年8月¥5,201,024¥32,99782.2%47.3%
2021年9月¥4,885,018¥21,72654.1%19.2%
2021年10月¥7,006,481¥34,45185.8%50.9%
2021年11月¥6,463,074¥34,76886.6%51.7%
2021年12月¥5,317,414¥17,86944.5%9.6%
2022年1月¥4,421,106¥19,54148.7%13.8%
2022年2月¥4993810¥12,01629.9%-4.9%
合計¥297,95567.5%32.6%
※実質年間利回りは電気代(¥14,000/月)を考慮

毎月月末に報酬を換金(BTCを売却)する運用なので、その時のBTC価格の影響を受けて月によって報酬額はばらつきがありますが、年間利回りに換算した数値は他の資産運用と比べてかなり高いことが分かります。

この期間の年間利回りは電気代を考慮した数値で
32.6% です。

3年間運用すればほぼ元が取れてそれ以降は利益になるということになります。
私の場合は初めてだったこともあり、あまり効率の良いパーツの選定などが出来なかった部分もあるのでもっと効率よくマイニングPCを作ればさらに高利回りが期待できると思います。

また、最も調子の悪い時でも10%近い年間利回りで運用できていることを踏まえると資産運用としてのマイニングは「超高パフォーマンス」と言わざるを得ないのではないでしょうか。

税金面の注意点

利回りだけを見るとかなりパフォーマンスの高い仮想通貨のマイニングですが、税金面では注意が必要です。(マイニングの税金についてはこちらの記事で詳しく解説しています)
マイニングの報酬は基本的には「雑所得」に区分されるため、総合課税としてほかの所得と合算して納税の必要があります。
つまり、確定申告の対象になります。
※雑所得の合計が20万円未満の場合は申告の必要なし。

所得税率は給与所得含めて他の所得と合わせた額に応じて決まるため、所得が高い人ほど高額になります。
逆に言うと、給与所得が低い人ほどマイニング報酬における税制面では有利になります。
ちなみに株式投資による所得は約20%のため、年間の所得が695万円を超えると株式投資のほうが税率的には低くなります。

課税される所得金額税率控除額
1,000円 から 1,949,000円まで5%0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで10%97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで20%427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで23%636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで33%1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで40%2,796,000円
40,000,000円 以上45%4,796,000円
参考:所得税速算表

確定申告自体が面倒な場合は、雑所得は20万円未満であれば申告の必要はないので年間20万円未満の範囲でマイニングを行うこともよいでしょう。
また、「20万円未満」というのはあくまでも利益ベースなのでマイニングPC等への投資資金は「経費」として控除できます。
つまり報酬が20万円を超えていても投資資金を差し引いて20万円を下回るのであれば申告は不要となるため、いずれにしてもマイニング序盤はそもそも確定申告が不要なケースが多くなるはずです。

【まとめ】仮想通貨マイニングの利回りは非常に高い

実際に私がマイニングを行い利回りを計算してみた結果、仮想通貨価格による変動はあるものの非常に高い水準で運用できるということが分かりました。
ファイナンシャルプランナーとして他にも様々な資産運用方法を見ていますが、これほど高い運用利回りの資産運用方法はないと思います。(あるとすればほとんど詐欺商品でしょう)

とはいえ何度も触れたように仮想通貨の価格次第で報酬は変わるのでその点リスクがあるという部分は無視してはいけません。また、マイニングは物理的にも場所を取るのでそういったデメリットも踏まえて許容できそうであれば、より高い資産運用方法にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

実際にチャレンジする際は準備と手順について解説した記事をご参考にいただければ幸いです。