【2022年版】マイニング用PCパーツのオススメ一覧

おすすめパーツ

これからマイニングマシン(PC)を自作する人にとって、パーツ選びは最重要項目と言っても過言ではありません。
マイニングはコストパフォーマンスがすべてなのでいかにコストを抑えられるか、そして安定稼働させるために最低限のスペックも必要です。
ここでは、現役マイナーの私が「今、マイニングマシンを作るなら絶対にこのパーツを選ぶ!」というパーツを各カテゴリで選んで常に更新していきます。 これからマイニングPCを自作しようとしている方は是非参考にしていただければと思います。

2022年、マイニングマシンを作るならこのパーツ布陣!

まずはいきなりですが今マイニングマシンを作るとするとこのラインナップで作るというオールスターを発表します。この通りに作ってももちろん良いですし、一部のパーツを探している方は部分的に参考にしていただいてもよいと思います。
各パーツについては後程ひとつひとつ説明します。

パーツモデル参考価格※変動あり
電源ユニット玄人志向 STANDARDシリーズ 80PLUS GOLD認証 750W フルプラグイン¥12,990
マザーボードASUS INTEL H410搭載 LGA1200 PRIME H410M-A 【 MicroATX 】¥9,064
CPUIntel CML-S CeleronG5925 / 3.6GHz 2C¥9,780
メモリCFD販売 デスクトップPC用 メモリ PC4-19200 DDR4-2400 4GB×1枚¥1,974
SSDシリコンパワー SSD M.2 2280 3D TLC NAND採用 128GB¥2,781
ディスプレイKuman 7インチ モニター 1024*600解像度 Raspberry Pi用¥6,999
キーボード/マウスサンワサプライ トラックボールキーボード SKB-TR03BK¥4,091
リグZabay オープンマイニングリグフレーム¥5,299
WiFi 子機エレコム Wi-Fi 無線LAN 子機 11ac対応¥2,498
OS(Windows)ヤフオクで購入¥1,000
その他スイッチ/ライザーケーブル/スペーサー¥2,000
グラフィックボード玄人志向 NVIDIA GeForce RTX3060Ti GDDR6 8GB GALAKURO¥95,900
合計¥154,376
※2022/1/24時点

各パーツについて解説

ここからは各パーツについて詳しく解説します。
上記の表通りに買い集めれば問題はありませんが、各パーツへの理解を深める意味でも是非読んでいただければと思います。

電源ユニット

コンセントからマザーボードに電源を供給するパーツです。
主に「電力」と「効率」でスペックが決まりますが、グラボ2,3台レベルであれば基本的に電力は「750W」あれば十分です。(最上位の高性能グラボであっても使用電力は350W程度です)
ただし、最も効率的に運用するにはこの電源ユニットの電力の半分から7割くらいの電力消費が望ましいため、高性能のグラボを3,4台つつなぐ場合は、1000Wなどもう少し大きな電力を選ぶほうが良いでしょう。

また、「効率」については「80PLUS」という規格で表されますが、それほど大きな差はありません。「GOLD」を選んでおけば間違いありませんが、コストを抑えることを優先するのであれば「SILVER」を選んでおけば間違いありません。(Amazonの商品ページで選択できます。)

規格(80PLUS)電力変換効率(50%負荷時)
Standard80%
BRONZE85%
SILVER88%
GOLD90%
PLUTINUM92%
変換効率を表す「80PLUS」規格

いろいろなメーカーから出ていますが、最もコスパが良いのは「玄人志向」でAmazonでもベストセラーとなっています。性能面で口コミが良い「CoolerMaster」などの若干高いメーカーもありますが、どちらも使ってそれほど差を感じなかったのでコスト重視で「玄人志向」を推しています。

また、ケーブルが取り外せない「直出」モデルもありますが、取り外せる「フルモジュラー」タイプをオススメしています。価格は若干上がるのですが、ケーブルが壊れた時や不要な時など臨機応変に取り外せるほうが便利だからです。

マザーボード

PCの基盤となり、ほとんどのパーツはマザーボードに接続される形になります。後から変更や交換が大変なパーツで、ゲーミングPCなどにおいては性能が重要ですが、マイニングにおいては性能で差が出ないのでコスト重視で大丈夫です。1万円以内で買えるとベストといったところでしょうか。
むしろ、コネクタの種類や数が変わるのでグラフィックボードを接続できる「PCIスロット」というスロットの数がグラボの数に対応しているかという点が最も重要です。
また、マザーボードには大きさごとに種類があり「ATX」「microATX」「Mini-ATX」に分けられます。マイニング用を含む通常のPCでは「microATX」が一般的です。
ここでは不具合の少ない主要メーカーの中から、グラボが3台以上接続できて他に問題点がないマザーボードをコスパ重視で選びました。

CPU

CPUは性能によって価格が全然違います。マイニングは単純な計算作業をグラフィックボードが行うのでCPUはほとんど処理をする必要がなく、よって最も低スペックのCPUで十分です。
私もこれまでずっと最低スペックのCPUでマイニングをしていますが問題になったことはありません。

「AMD」というメーカーもありますが、マザーボードとの相性や不具合の少なさから考えても「Intel」製を選べば間違いないでしょう。
最もグレードの低い「Celeron」というモデルを推していますが、心配な人はもう一つ上のグレードの「Pentium」を選んでも大丈夫です。

また、CPUは世代によって同じモデルでも「ソケット」に規格があり、マザーボードのソケットがCPUの規格に対応しているかどうかを確認する必要があります。
マザーボード・CPUに記載されている「対応ソケット」が一致しているかを確認しましょう。

メモリ

メモリは通常、「作業机」の広さに例えられるようにPCの処理性能に関わりますが、マイニングにおいてはCPU同様、PC全体での処理はほとんどないのでこちらも低スペックのコスパ重視で問題ありません。
「4G」あれば十分に処理が可能です。後から増設も可能なので、稼働後に万が一処理が遅いということであればもう一枚追加で増強しても大丈夫です。
「DDR4」という規格で探せばよいのですが、DDR4でも「ノートPC用」とは規格が異なるので間違えないように注意しましょう。

メモリで不具合が起きるというのはほとんど聞かないのでコスパ重視ですが、さすがに聞いたこともないようなメーカーは避けて「CFD販売」や「シリコンパワー」といった大手を選んでおけばよいでしょう。

SSD

PCの記憶領域ですが、こちらも何か大きなファイルを保存するわけではないので性能(容量)はそこまで要らず128GBで十分です。

SSDには大きく二つの種類があり、ケーブルで接続するカード型のものが主流ではありますが、最近は「M.2(エムドットツー)」というより小さくてマザーボードにボルトだけで取り付けられるものが出てきており、ここではそのM.2を推しています。
コストはそこまで変わらないのですが、ケーブルが1本不要になるのでかなり見た目がスッキリするのでオススメです。
今回推しているマザーボードには取り付けが可能ですが、マザーボードの仕様によってはM.2が取り付けできないものもあるので注意が必要です。

ディスプレイ

ディスプレイはマイニングリグに取り付けてしまう前提で、コンパクトで安いものをここではセレクトしています。
Raspberry Pi用のモデルがコスパが良く、マイニング界隈でも愛用者が多いです。
もう少し小さくて安価なモデルもあるのですが、小さすぎて画面が映りきらなかったりコネクタ部分が破損した経験もあるのでそれを踏まえて7インチ以上をオススメしています。

キーボード(マウス兼用)

キーボード・マウスは稼働してしまえばそれほど使うことはなくなるので操作性などは全く要らないと思います。
個人的にすごくおすすめなのが、キーボードとマウスが一体になったモデルです。
接続が1本で済むので稼働後に着け外しすることも容易ですし、ワイヤレスだとどうしても効果になったり充電が必要になるので有線で一体型のものがオススメです。

通常のPCだとシンプルに使いにくいため、あまりこういったタイプは売っているメーカーが少ないのですが操作性とは無縁のマイニングにはうってつけだと思います。

リグ

マイニング専用のリグはいろいろなタイプが売っていますが、基本的には同じ構造で価格帯も大差がありません。
そのときのセールなどで一番安いものを選んでもよいと思いますが、個人的にはキャスターをつけるなどのDIYをすると移動しやすくて掃除の際などに便利です。
ほとんどが中国製ですが、精密機械部分ではないのであまり問題はないと思います。

グラボ2台程度であればダイソーのジョイントラックを買って自作するのが一番コストも安くオススメだったりしますが、ここでは手っ取り早く購入できる既製品でマザーボードを固定できる「スペーサー」が付属しているものを挙げておきます。

WiFi 子機

有線接続の場合は不要(代わりにLANケーブルが必要)ですが、今回は無線を想定して子機もリストに加えています。マザーボードによってはWiFi機能が備わっているものもありますが安価なマザーボードにはないことのほうが多いです。

こちらは無名メーカーやアンテナのない小さなものでもっと安価なものもあるのですが、私自身が何度かうまく作動しなかった経験などもあり、以来は信頼できる「ELECOM」のものを使うようにしていますのでここでもそちらを推しておきます。(「BUFFALO」が好きな方はそちらでも全然良いと思います。)

OS(Windows)

既製品のPCでは最初からWindowsが付属していることがほとんどだと思いますが、自作PCではWindowsも自分でインストールする必要があります。(インストール方法は別の記事で解説しているので安心してください。)
インストール時に「プロダクトキー」の入力が必要なのですが、それを購入する必要があります。

公式やAmazonで購入すると1万円以上しますし、そちらを購入したほうが安心だとは思いますが、ヤフオクではなぜか1000円以下でプロダクトキーが売られています。
怪しいのですが、あまりの価格差に試さずにはいられず、私自身ヤフオク購入を試してみたのですが全く問題なく使えました。
別の口コミでは「使えなかった」などの投稿もありましたので運が良かったのかもしれませんが、安いので試してみる価値はあるかもしれません。

不安な人はおとなしく公式版を買っておいてもよいと思います。

その他( スイッチ/ライザーケーブル/スペーサー )

細かいケーブル類は「その他」でまとめています。
起動させるためのスイッチやライザーケーブルは在庫の変動が激しいのでここでは個別にオススメは挙げませんが、主要なメーカーもないのでその時々で安いものを選んでおいて問題ないと思います。
グラボを複数接続する場合はライザーケーブルはセットになったものだとお得に購入しやすいです。
また、マザーボードを安定させる「スペーサー」もあったほうが良いのですが、リグによっては付属している場合もあるので必要に応じて買うようにしましょう。

個数にもよりますが1個あたりは数百円のものなのでそれほどこだわる必要もありません。

グラフィックボード

グラフィックボードの選定は予算とマイニング報酬に大きく影響を与えます。
ほかのパーツは基本的にコスト重視で選んでいますが、グラフィックボードの性能がマイニングの成果を決めるので、とにかく「安いもの」ではなく予算に合わせて最もコスパの良い性能のものを選ぶ必要があります。
また、時期によっては入手困難性もあるのである程度の性能を踏まえながら臨機応変に購入するモデルを確定しましょう。

ここでは報酬に直結するグラフィックボードの性能である「ハッシュレート」という数値とグラフィックボードの価格を比べて「ハッシュレートあたりの単価が安い」、つまりもっともコスパよく投資資金の回収が早いグラフィックボードを選定基準にしています。
予算がピッタリなら問題ないですが、予算がもっと小さかったり、求める報酬がもっと高かったりする場合は別のモデルを探したり複数台購入したりとアレンジしましょう。

また、グラフィックボードについては随時「最も費用対効果の高いグラフィックボード」をほとんどのモデルを比較していますので是非参考にしてみてください。

組み立て方について

マイニングパーツ概要図

各パーツが揃ったら買い集めて組み立てに進みますが、基本的にマイニング用に関わらず自作のPCは、各パーツやケーブルをつなぐだけで作れてしまうので全く難しくありません。
組み立てにおいて個人の力量が発揮されるのは配線の美しさくらいです。 初めてであればところどころ苦戦することはあるかもしれませんが、必ずできます。
組み立て方についてはこちらの記事で詳しく解説していますのでよければ参考にしてみてください。