仮想通貨のマイニングPCを10万円で作ってみた

10万円

マイニングはPCを自作しなければならないため、初期投資としてこのPC費用がどうしてもかかります。いわば「投資」なのでこの費用は避けられないのですが、とはいえ出来るだけ低予算で始めたい人も多いはず。
ということで、予算10万円でマイニング用のPCを実際に自作してみました。 「マイニングを始めるにはいくらくらいかかるんだろう?」と悩んでいる人も是非参考にしてみてください。
なおマイニングPCの作り方は別の記事で詳しく解説しているのでそちらも併せて読んでいただければと思います。

結論:10万円あればマイニングPCは余裕で作れる

まずは結論からですが、今回は「10万円」に合わせて作ったのですがもっと低予算で作ろうと思えば余裕で出来るレベルです。

最もコストのかかる「グラフィックボード」もコスパを重視しつつ3台も準備することが出来ましたので、「最低限」という意味では5~6万円から作れるのではないかなと感じました。
後で詳しい一覧を出しますが、今回かかったコストを大きく二つに分けると

・PC全体(グラフィックボード除く):¥40,000程度
・グラフィックボード(3台):¥60,000程度

となります。
グラフィックボードを3台も購入してこの予算なので、数を減らしたりもっと中古のパーツを駆使すればさらにコストは抑えられるかもしれません。

10万円マイニングPCのパーツリスト

今回の「10万円PC」のために購入したパーツの一覧がこちらです。

パーツ詳細(モデル)購入価格
電源ユニット (750W)Cooler Master V750 Semi-Modular¥7,075
マザーボード (MicroATX)ASUS INTEL H410 搭載 LGA1200 対応 マザーボード PRIME H410M-E¥8,980
CPUCeleron G5905¥3,330
メモリ (4G)Transcend 増設メモリ 4GB DDR4-2400¥1,500
SSD (120GB)シリコンパワー M.2¥3,096
ディスプレイモニターELECROW 3.5インチ モバイルモニター Raspberry Pi用¥4,391
キーボード/マウスタイムリー 有線トラックボール付ミニキーボード¥5,260
リグダイソージョイントラック(自作)¥1,980
WiFiアンテナELECOM WDC-433DU2H2-B wifiルーター¥2,482
スイッチAINEX リセットスイッチキット¥268
ライザーケーブル PCI-Eライザー009S16Xエクステンダー 4個セット ¥1,900
グラフィックボードGTX 1060 6GB ×3個¥59,500
OS(Windows)Windows 10 Home¥780
合計¥100,542

マイニングPCに必要なそれぞれのパーツついては別の記事で詳しく解説していますが、今回はコスパ重視で揃えるために各パーツ最低限の機能で安いものをAmazonと楽天を駆使しながら出来るだけ新品で探しました。
本来はグラフィックボードも新品で揃えたかったのですが10万円という予算内で自作しようと思うとどうしても古いモデル(中古)になってしまいました。(結果的には3台とも問題なく稼働したので良かったと思います。)
また、OS(Windows)も公式価格だと1万円以上するので、今回はYahoo!ショッピングで激安で売られているプロダクトキーを購入してみました。(1000円以下なので最悪公式で買いなおそうと思いましたが、こちらも問題なく使えたので大幅にコストカットできました。)

グラフィックボードは「GeForce GTX 1060 6G」を選定

マイニングPCにおいて圧倒的にコストがかかるのがグラフィックボードです。
グラボがマイニングを行うので必要な投資ではあるのですが、実は新しければ投資効率が良いということではありません。
いくらマイニングできるかというのはそのグラボの計算効率を表す「ハッシュレート」という数値で決まってくるのですが、私が購入した「GeForce GTX 1060 6GB」というモデルのハッシュレートは約「20MH/s」。この時の中古価格だと1台約2万円で購入することが出来ました。

GeForce GTX 1060 6GB

例えばこのPCの制作時点で、最新モデルであった「GeForce RTX3080」はハッシュレートが「90MH/s」と5倍近い効率でマイニングが出来るのですが価格は約20万円まで高騰していました。
効率が5倍になるけれど価格が10倍ということであれば前者のほうがコストあたりのパフォーマンスは良いことになります。
こうした観点において、予算内でハッシュレートあたりのコストが最も安い「GeForce GTX 1060 6GB」を選定することにしました。

WindowsをYahoo!ショッピングで購入

自作PCではOS(Windows)も自分で購入してインストールしなければいけませんが、普通にAmazonなどで購入すると1万円以上します。
一方でYahoo!ショッピングやメルカリなどではインストールに必要な「プロダクトキー(Windowsをインストール後にこのキーを入力すると使える)」が¥1,000程度で売られています。以前から「怪しいけど本当に使えるのかな?」と思っていたので、これを機会に「使えたらラッキー」くらいの気持ちで試すことにしたのですが、届いたプロダクトキーをマイニングPCで入力すると全く問題なく使用が出来たので、結果的にはかなりコストをカットすることが出来ました。
再現性があるかは不明ですが、いろいろと口コミを見ても活用している人が多かった(一方で使えなかったというコメントも時々ありましたが)のでリスクを承知で試す分にはありかなと思いました。

マイニング効率を表す合計ハッシュレートは「60MH/s」

上記の通り、今回購入したグラフィックボード「GeForce GTX 1060 6GB」のハッシュレートは「20MH/s」なので、3台で合計「60MH/s」の効率で運用することが出来ます。 仮想通貨の価格によって報酬の金額は大きく変化するので一概にいくらとは言えませんが、「60MH/s」のマイニングPCを1日稼働させてだいたい「数百円」というレベル感です。
これでコツコツと投資額の10万円を回収していくイメージです。
※電気代が別途発生するので利益額としてはもう少し小さくなります。(このレベルだと1 日100円程度の電気代が発生します)

10万円で仮想通貨マイニング無事スタート!順調に稼働中です

完成した10万円マイニングPC

ということで予算10万円でのマイニングPCは工夫すれば余裕で作れるということが分かりました。
グラフィックボードとOSは中古だったので大丈夫かなという心配もありましたが全く問題なく1年以上稼働しており、コストを抑えた分回収率でいうとかなり優秀なマイニングPCとなりました。

マイニングを少額から始めたい方や、趣味として自作してみたい方には非常にオススメですので是非参考にしていただければと思います。